とある【マインクラフト案内所】で繰り広げられるドッタンバッタンな日常劇
しょちょー!しょちょーの大事にしてるスマホ、踏んで蹴って壊してしまいました!
なんでもっと注意しないのよ!!
その時ノートパソコンも机から落としてしまって、動かなくなりました!!
あーーーーもーーーー天の岩戸に隠れたい!
参考
以下、動画内で参考とされたものをご紹介します。
書籍
「いちばんやさしい古事記の本」彩図社
「マンガ 面白いほどよくわかる!古事記」西東社
Youtube動画
ここがポイント!
「古事記」は日本国内向けに書かれた歴史と神話の物語。「日本書紀」は海外(中国)向けに書かれた歴史書(時系列、都合が悪いものは省かれた)。
上中下の3巻に分かれているが、一番太く内容が濃いのが上。中はヤマトタケル以降の話でちょっとだけ。下はほとんど系図。
戦後、教科書から消された古事記と日本史。この今の時代こそが、古事記を調べていくと一番熱い時。
ホワイトボード
@上記動画内より引用
古事記とは
神様が日本を作り、その子孫が天皇家というお話
物語書
【古事記】
681年(40代)天武天皇 稗田阿礼
712年(43代)元明天皇 太安万呂
が、当時に伝えられている歴史や物語を一つの物語として集約。
>>国内向けの「神話」
<日本書紀>
681年(40代)天武天皇
720年(44代)元正天皇 舎人親王など
大人数で話し合い、漢語(中国向け)を使って作った歴史書。
>>国外向けの「歴史書」
上・中・下の3巻からなる天地創成から推古天皇までのお話
『神様が日本を作り、その子孫が天皇家というお話』
上
天地創成~天孫降臨(日本を治める神(アマテラスの孫ニニギ)の降臨)
≪神が日本の国土をつくるところから日本を治める神が降臨するまでの話≫【めっちゃ長い・ほぼ神】
中
ニキギの子孫の(初代)神武天皇~(15代)応神天皇
≪降臨した神の子孫が日本を平定するまでの話≫
下
(16代)仁徳天皇~(33代)推古天皇
推古天皇ってきいたことあるよね!
≪平定した後の「大和政権」のいざこざからの推古天皇までの話≫
多神教のお話
イスラム教、ユダヤ教、キリスト教など=一神教(まず神がいる、そして世界が作られる)
ギリシャ神話、エジプト、古事記など=多神教(まず世界があり、神が生まれる)
だから無茶苦茶、数百の神が出てくる。
漢字で7文字、特攻服に書かれているような名前の神も出てくる。
この中から8ブロックに大きく分けてチョイスしてまとめてみた。
大きく分けて8つのブロック
- 天地創成と国生み
- 黄泉の国と禊(みそぎ)
- 誓約と天の岩戸隠れ
- 八股の大蛇
- 因幡の白兎とスサノオ試練
- 国造りと国譲り
- 天孫降臨と結婚
- 神武東征/ヤマトタケル遠征/新羅征服
1~7が上巻(神の話)。8以降が中巻、下巻(天皇の話)。
①天地創成と国生み
世界は混沌としていた。
↓
その中に5つの神が生まれる。性別はない。姿形も朧気。神を数える単位は『柱(はしら)』
△〇☆〇△
☆・・宇宙の根源的な神
〇・・何もかも生み出せる神
△・・すごい神
そののちに5組の男〇女□の神が現れる。
①1⃣ ②2⃣ ③3⃣ ④4⃣ ⑤5⃣
このラストに現れたカップルの神⑤5⃣。
これが⑤イザナギと5⃣イザナミ。
↓
上の5人の神からイザナギとイザナミに「国造りを任せる」と命をうけ、鉾を渡される。
↓
天界から世界をかき混ぜる(コロンコローンのような音)
すると小さな島(オノゴロ島)が生まれる。
※オノゴロ島は定かではないが「大阪湾あたり」らしい。急に身近。
↓
オノゴロ島に天界から柱を降ろし、イザナギとイザナミは降り立つ。
↓
ここで、国土を生んでいこう!
イザナミ・・私は成長していますが、少し足りない部分があります。
イザナギ・・私は成長していますが、少し余っている部分があります。私の余っている部分で足りない部分を塞ぐことで色々と生んでいきましょう。
と言い、出会いから始める。
柱を互いに逆回りし、出会い、
●イザナミ(女)から「素敵な方ですね」そして、イザナギ(男)「あなたも」といって行為を行う。
だが、うまくいかない。
再度出会いから。
だが、うまくいかない。
↓
どうしてかと天界の5神に相談する。
(☆見てたよ)☆『先に男の方から女の方に声かけないとダメ!』【古事記のスタート、最初の駄目出し】
↓
再度出会いから。先にイザナギ(男)からイザナミ(女)に話かけ、行為をする。
↓
初めて国土が生まれる。
これが、『淡路島(兵庫県)』
次に四国。
それ以降続々と大きな8つの島を生む(大八嶋国)。どんどん大きいものを生んでいく。淡路島→四国→九州→本州(最後)。
≪ただし、沖縄と北海道は古事記には載っていない。まだ発見されていなかったからかと推測されている≫
【国生みは終わり】
↓
【神生み】を始める。次々と沢山の神々を生む。
②黄泉の国と禊(みそぎ)
【神生み】を始める。次々と沢山の神々を生む。
↓
イザナミが最後『火の神』を生んで亡くなる。
イザナギが怒り、火の神を殺す。
↓
イザナギはイザナミに会いたくなり、黄泉の国に行く。
世界は以下のように3層構造になっていて、神々は行ったり来たりできる。
ーーーーーーーーーーーーー
天の国:高天原
||
地の国(地上):葦原中国
||
黄泉国
ーーーーーーーーーーーーー
↓
イザナギはイザナミと会う。
イザナミは黄泉の国のものを食べてしまい戻れない。
イザナミは黄泉の偉い人に相談に行くが、1つイザナギに約束として「私の姿の片側を絶対に見ないで」という。
↓
長時間待ち続けたイザナギは我慢できずイザナミの姿を見てしまう。変わり果てた、腐敗しているようなおぞましい姿。イザナギは逃げる。
↓
イザナミが「イザナギを許すな!追いかけろ!」と黄泉の国の死者の軍を追いかけさせる。
↓
イザナギは山葡萄を投げる。死者の軍が立ち止まり食べる。タケノコを投げる。また立ち止まり食べる。桃(神聖な果物)を投げる。効力がとても強く、それ以降追ってこなくなる。
↓
イザナギが安心して逃げていると、最後にイザナミ本人が追いかけてくる。イザナギは大きな岩を投げ、黄泉の国と現世との間を塞ぐ。
↓
イザナミ・・・現世の神たちを一日1000体ずつ殺してやるから!
イザナギ・・・逆に俺は一日1500体神を生むから!
こうして、国は栄える形となる。
↓
イザナギは湖で清める。禊(みそぎ)
清めたイザナギの体から神々が続々と生まれる。
その中から3つの尊い神(三貴神)が生まれる。
A→B→C 順番
Aアマテラス (長女、top of the top、太陽神、太陽の象徴、伊勢神宮に祭られている)
Bツクヨミ (次男、月夜の神、ほとんど出てこない。)
Cスサノオ (三男、暴れん坊、わからずや、荒神)
【三貴神が生まれる】
③誓約と天の岩戸隠れ
【三貴神が生まれる】
↓
イザナギ「アマテラスには天界を、ツクヨミは夜の国を、スサノオには海の国を任せよう。」
↓
スサノオが海を全然治めない。スサノオ「海なんか治めたくない!かあちゃんに会いたい!!黄泉の国に行きたい!」
イザナギはスサノオを海の統治役から追放する。(だから海には神が治めていないので、荒れるとされている)
↓
スサノオ、行く場所がないから天界のアマテラスの場所へ行く。
アマテラス「スサノオ?何しに来たの?暴れに来たの?」
スサノオ「暴れたりしないよ!」
アマテラスはスサノオと誓約の儀を行う(誓約)。
――――≪誓約の儀≫――――
アマテラスがスサノオの剣を嚙み砕き、口から噴き出して神(女)を作る。
↓
スサノオがアマテラスの勾玉数珠を噛み砕き、口から噴き出して神(男)を作る。
これが成功したら、誓約の儀は成功。失敗したら嘘をついてる。
――――――――――――
↓
契約の儀は成功。スサノオはアマテラスの許可を得て天界に住むことになる。
↓
スサノオが天界で暴れまわる。
(田んぼの畦道を埋めまくる、大事な建物の周りで大便をまき散らすなど)
アマテラスはスサノオに何か考えがあるのではとかばう。
しかし、さらにひどいことに。
(機織り小屋の天井からスサノオが現れ、牛の死体を投げ込む。スタッフ一神が機織り機に刺さり絶命。大事件に。)
アマテラス絶望する。
↓
アマテラス(太陽神)は岩の洞窟に引きこもる。世界が真暗になる。(日食を表しているとも)【天の岩戸隠れ】
天の国大混乱。
↓
どうにかして、アマテラスを洞窟から引き出そうと天の国神々が思案する。
智恵の神オモイカネ(男)「踊ろう」
踊りの神アマノウズメ(女)「私踊れますけど」
その他たくさんの神々が協力して作戦を立てアマテラスを引きづり出すことに。
↓
踊りだすアマノウズメ、だいぶ激しくて
「乳房があらわになり、ほぼ全裸になっていたのである。それが面白すぎて周りの神々が爆笑してしまう。」
アマテラス「どういうこと!?いったい何が起こってるの?私がひきこもって世界は沈んでるはずなのに。」
神々「新しくアマテラスさんよりふさわしい神が出てきて大盛り上がりしてるんですよ。顔見てみません?」
アマテラスが岩の隙間から顔を覗かせた瞬間に鏡を見せ、アマテラス自身の顔を見せる。【三種の神器:八咫鏡ヤタノカガミ】
アマテラス「いや、ワシやないかい!!」
その瞬間に神がアマテラスを引っ張り出し、しめ縄を張り洞窟を封印し、引っ張り出すことに成功した。
↓
スサノオを処分する。天界から下界(地上)に追放する。
【スサノオが地上に戻る】
④八股の大蛇
【スサノオが地上に戻る】
↓
スサノオが出雲に降り立つ。
川からお箸が流れてくる。川上に住む神の村へ行く。
↓
老夫婦の美人娘クシナダヒメと出会う。
老夫婦は8つの首を持つ大蛇(八股の大蛇)に8人姉妹の末娘クシナダヒメがついに最後に食べられてしまうから助けてほしいとスサノオに相談する。
↓
スサノオ「そのかわり娘をください。」
老夫婦「是非。」
↓
8つの壁と8つの酒樽を用意し、ヤマタノオロチが飲んで酔っ払っているところをスサノオがとどめを刺す。
↓
スサノオ「あれ、刃こぼれした。八股の大蛇の体内に何か入っているぞ。お、良い剣【三種の神器:草薙の剣】が入っていた。姉アマテラスに献上しよう。」
アマテラス「あら、これは良い剣ね。」
↓
無事、スサノオはクシナダヒメを助け出し、結ばれました。
【スサノオとクシナダヒメは結ばれた】
⑤因幡の白兎とスサノオ試練
【スサノオとクシナダヒメは結ばれた】
二人の子孫オオクニヌシが生まれる。
↓
オオクニヌシは沢山の異母兄弟(八十神ヤソガミ)からいじめられていた。
物凄い数の兄弟と一人の美人ヤガミヒメに惚れてしまい、ライバルとなる。
物凄い数の兄弟とオオクニヌシ「めっちゃかわいいよなぁー」
↓
全員でヤガミヒメに会いに行くことに。
最後尾を歩くのは、物凄い数の兄弟の荷物を持たされいじめられているオオクニヌシ。
その道中に1匹の白兎と彼らは出会う。【因幡(いなば)の白兎】
↓
肌が腫れて痛がっている白兎を兄弟たちが見つける。
白兎「沖ノ島という小さな島にいたのですが、本州の方にお友達がいるので会いたかったんです。海を渡るのに鰐(ワニ=今ではサメ)をつかいまして。
サメの数とウサギの数を比べようと話しかけ、サメを本州まで1列に飛び石のように並べて、ピョンピョンと飛びながら数えてきたんです。
途中から適当に、67,67,67と数えて飛んでいたら、ついサメの「ちゃんとかぞえてるのか?」という問いかけに、
「数えてるわけないじゃん」と言っちゃったんですよ。そしたら、最後尾のサメが口を開けましてね。食べられてしまったところを何とか皮を
はがされても逃げ出してきたんです。この傷どうやったら治りますか?」
ヤソガミ「(サメをだまして逃げてきたのだから、だましてやるか)じゃあお前、海水が効くから、海水に入って風にあたっていたら治るよ。」
白兎「わかりました!」
白兎は海に飛び込み風にあたり、TMレボリューション西川のように風に当たっていた。「いたーーーい!!痛い!!」
↓
最後尾のオオクニヌシが痛がっている白兎と出会う。
オオクニヌシ「あの兄ちゃんたちめちゃくちゃ悪い人達ですから、本当に申し訳ありません。川の川下の真水で体を洗って花粉とかをまぶして守ってあげるといいよ。」
白兎「あーなんか気持ちよくなってきた。ありがとうございました。これからどこへいくんですか?」
オオクニヌシ「全員でヤガミヒメに会いに行くのです。」
白兎「選ばれるのはあなたオオクニヌシです。絶対貴方です。」(予言される)
↓
ヤガミヒメのもとへ全員到着し、ヤソガミ達が次々に告白していく。
最後に遅れてオオクニヌシが告白すると、ヤガミヒメ「あの方で」とオオクニヌシを指名する。
↓
ヤソガミ達が気分悪く帰り始める。
オオクニヌシは婚約をとりつけ、遅れて兄弟のヤソガミについていくように帰途につく。
↓
ヤソガミ「なんかむかつくよな。しめようぜ。オオクニヌシ!この山イノシシがでるみたいだから捕まえようぜ。オオクニヌシはイノシシをがっと捕まえといて。」
オオクニヌシはイノシシを捕まえて兄弟ヤソガミ達のとどめを待つ。
ヤソガミ達はイノシシサイズの真っ赤に焼けた焼き石を用意し、オオクニヌシに放り投げる。クレイジー集団。
オオクニヌシは焼き石にぶつかり死んでしまう。
↓
オオクニヌシの死をオオクニヌシの母がその一連のいじめの流れと一緒に知る。
オオクニヌシの母は神々にお願いをしに行く。
母「息子がひどい死に方をしました。何とか生き返らせてくれませんか。」
神々はその願いを聞き入れ、オオクニヌシを蘇らせた。
↓
ヤソガミ達がオオクニヌシが生きていたことを知る。
もう一度いじめをする作戦を立てる。
「大きな大木を半分に切り倒し、その間にギリギリつっかえ棒を差し込み、その間にオオクニヌシを呼び込んで挟みつぶしてしまう作戦」
ヤソガミ「オオクニヌシ!ここを四つん這いになってくぐって遊ぼうよ!」
オオクニヌシ、大木の間に挟まり2度目の惨死。
↓
母はもう一度生き返らせてもらうよう神々に相談。
オオクニヌシ2度目の生き返り。
オオクニヌシ「もう帰るの怖いわ。」
オオクニヌシは周りの勧めもあって黄泉の国に行き隠れることに。
↓
オオクニヌシは黄泉の国に行く。
黄泉の国に居た先祖スサノオとスサノオの娘スセリヒメと出会う。
スサノオ「何しに来たの?逃げてきたの?」
オオクニヌシとスセリヒメは共に惹かれあう。
スサノオ「何だ?面白くないな。暴れん坊のスサノオだよ俺。娘さんください的な感じ?とりあえずあの部屋を使いなよ」
スがその部屋に行くときにスセリヒメに呼び止められ、「何かあればこの布を振って。父ちょっとアレだから。」と渡される。
↓
オオクニヌシがその部屋で寝ていると、ゾロゾロと音がして蛇が沢山出てくる。そこは蛇の間だった。
オオクニヌシはスセリヒメから渡された布を振り、蛇たちが逃げて、その危機を逃れ一夜をやり過ごす。
↓
スサノオ「お前、昨日寝心地どうだった?へーやるじゃん。今日はどこ泊まる?あの部屋に泊まっていいよ。」
オオクニヌシはまたスセリヒメに新たな布を渡される。「父ちょっとアレだから。」
↓
オオクニヌシが寝ていると、大量のムカデと蜂に襲われる。
スセリヒメから渡された布を振ると、ムカデや蜂たちは逃げて、その危機を逃れ、また無事一夜をやり過ごす。
↓
スサノオ「お前、昨日寝心地どうだった?へーやるね!わかった。じゃあ一緒に遊びに行こう!」
スサノオとオオクニヌシは草原に移動する。スサノオはそこに弓矢で矢を1本放つ。
スサノオ「お前頭いいんだから、計算して、どこに落ちたかわかるだろ、取りに行って来いよ。」
オオクニヌシが草むらの真ん中で矢を探しているところに、スサノオが火を放つ。火に囲まれる。クレイジー親父。
ネズミが1匹出てきてオオクニヌシを地面の下の穴に入れて救い、拾った矢も渡す。
↓
オオクニヌシは矢を以ってスサノオの場所に戻る。
スサノオ「まじかよ。最後にじゃあ風呂上りに俺の神の虱シラミをとってくれよ。」
スサノオの頭はムカデだらけで手を入れられない状態だった。
そこにスセリヒメがやってきて木の実と土を渡す。
スセリヒメ「木の実と土を口に含みすりつぶしてペッと口から出して。ムカデをつぶして処理してるフリして。」
オオクニヌシは木の実と土を口に含みすりつぶして吐き出し、スサノオをうまくだまし、難を逃れる。
↓
スサノオが気持ちよくて寝てしまう。
スセリヒメとオオクニヌシは逃げる算段をする。スサノオの髪の毛を柱に結び付けて、宝をもって現世へ逃げる。
その途中でスセリヒメが神の琴を落としてしまう。
スサノオが目を覚まし、柱を抜いて、追いかけてくる。
↓
スサノオ「オオクニヌシ!!!お前、これから、娘大事にしろよ!!あと、出雲をお前が治めろ~!!!」
スサノオ「それと、お前、『オオクニヌシ』という名前を使っていいからな!!」【オオクニヌシの命名】
↓
【出雲にオオクニヌシとスセリヒメが下りて、国造りを始める】
⑥国造りと国譲り
【出雲にオオクニヌシとスセリヒメが下りて、国造りを始める】
↓
天界のアマテラスが動く。
アマテラス「オオクニヌシに出雲を治めさせるのは、まるでスサノオが治めてるみたいで気に入らない。刺客を遣わそう。」
↓
刺客①「オオクニヌシさん、アマテラスから来ました。出雲の国をアマテラスに譲りませんか。」
オオクニヌシ「ゆっくり国を見ていってください。そのあとにお話しをしましょう。」
刺客①はそのまま嫁をもらい、出雲に住み、オオクニヌシに手名付けられる。
↓
アマテラスは3年の月日、刺客①を待つが報告もなく戻らず、次の刺客②を遣わす。
だが、刺客②も刺客①と同様の方法でオオクニヌシに手名付けられてしまう。
↓
アマテラスは8年の月日、刺客②を待つが報告もなく戻らず。
アマテラス「刺客たちは、謀反的に自分たちが出雲を治めようとしてるのかしら。もし刺客たちにその意があれば、殺せるように矢とか投げて。」
すると刺客②に矢が刺さり、刺客②は死ぬ。
↓
下級の部下を送っていたのをやめて、アマテラスの幹部の刀の神を刺客③として遣わす。
↓
刀の神「譲れ。」
オオクニヌシの息子A「怖そうだし、譲ろうかな。。」
オオクニヌシの息子B「力勝負で決めよう。」
刀の神VSオオクニヌシの息子の一騎打ちが勃発。
↓
オオクニヌシの息子が握ろうとした刀の神の片手が氷となり、握れず体勢を崩したところ、もう一方の片手が刀となり息子を切りはらう。
オオクニヌシの息子「まいりました。譲ります。」
そして、刀の神が勝利し、出雲の国はアマテラスのものとなる。
↓
オオクニヌシ「出雲の国は譲ります。ただ、その代わり、スサノオに大きな社を作るように言われていたので、私のために建ててもらえませんか。」
そして出雲に建てられた大社が出雲大社となる。【出雲大社が建つ】
↓
次の出雲を治める神を誰にするか。
アマテラスは自分の息子を推薦していたが、その息子に子どもができたため、その孫ニニギに出雲を治めさせることにした。
↓
【アマテラスの孫ニニギ、地上に降り立つ】
⑦天孫降臨と結婚
【アマテラスの孫ニニギ、地上に降り立つ】
ニニギが降り立った場所は出雲ではなく、宮崎県の高千穂。
その場所でニニギは嫁探しをする。
↓
可愛い姫サクヤヒメを見つける。
サクヤヒメは父に相談すると、父から許可が下りると同時に一つ提案される。
父「私としてもとても光栄なことなので、妹(サクヤヒメ)と姉(イワナガヒメ)のセットでお願いします。」
ニニギ「わかった。」
ニニギはその後二人と面会する。
しかし、姉イワナガヒメはブサイクだったため、ニニギはイワナガヒメだけ父親の元に帰してしまう。
父「姉イワナガヒメは岩のように長く生きる祈りをかけられた姫であり、妹サクヤヒメは花が咲くように栄華を誇る祈りをかけられた姫。だからセットでなければたたられてしまいます。」
ニニギ「いや無理だ。」
↓
ニニギがイワナガヒメを帰してしまったことで、これ以降、不死であった神は、不死の能力を剥奪されてしまう。
【繁栄は誇るが寿命を迎えるという体となる=神から人へ】
↓
ニニギとサクヤヒメの子孫こそが初代天皇【神武天皇】である。
ーーーー≪☆上巻終わり☆≫ーーーー
⑧神武東征
ニニギとサクヤヒメの子孫こそが初代天皇【神武天皇】である。
↓
神武天皇「高千穂、国土の端っこじゃない?真ん中行こう!!大和に行こう!!」
↓
大和まで様々な場所を平定し、無事大和で大和政権を樹立した。【神武東征】
⑧-2ヤマトタケル遠征
神武天皇より12代後「景光天皇」の子どもの一人にヤマトタケルが生まれる。
↓
景光天皇「むこうに美人姉妹がいるから、連れてきてくれ。私の嫁にしたい。」
とヤマトタケルの兄にその姉妹の元に遣わせる。
しかし、その兄は自分が美人姉妹と結婚し、父親には適当な偽物を送る。
↓
景光天皇「ヤマトタケルよ。兄と話し、優しくなだめといてくれるか。」
ヤマトタケル「わかりました。」
翌日。
景光天皇「ヤマトタケルよ。どうだった。兄の姿を最近見ないのだけれど。」
ヤマトタケル「殺しました。許せないので。」
景光天皇は、ヤマトタケルのことを凄まじく恐れた。
↓
景光天皇「ヤマトタケルよ。熊襲クマソ(九州の鹿児島辺り)にいるクマソタケルという大和政権に従わないやつを征伐してきてくれないか。」
ヤマトタケル「わかりました。父親が言うのであれば。」
景光天皇ほっと一息。
↓
ヤマトタケルは熊襲へ行く。
クマソタケルの部族は宴を開いていた。美顔のヤマトタケルはそこに女装して入り込むことに。
クマソタケルがお酒の場であまり見ない美人なヤマトタケルに声をかけ近くに呼んだその時、ヤマトタケルに殺されてしまう。
クマソタケル「すごいね、大和のやり方。お前すごすぎる。俺の名前を使っていいぞ。」
クマソタケルからタケルという名をもらい、それ以降ヤマトタケルと名乗ることになる。
【ヤマトタケルの命名】
↓
熊襲から大和への帰路の途中。
ヤマトタケル「暇つぶしに出雲を平定しようか。親父も喜ぶだろう」
出雲のトップにいるイズモタケルにヤマトタケルは勝負を挑む。
ヤマトタケル「お前いい剣もってるじゃないか。」
イズモタケル「お前もいい剣もってるじゃないか。」
ヤマトタケル「そうだ、お互いの剣を交換して戦おうじゃないか。」
そうして剣を互いに交換して一騎打ちを始める。
しかし、ヤマトタケルから受け取った剣がなんと木刀だった。
ヤマトタケルはそのままイズモタケルを殺し、勝利する。
イズモタケル「お前、やばいね。」
↓
景光天皇「あいつがいなくなって平和だな。」
そこにヤマトタケルが戻る。
ヤマトタケル「熊襲を成敗し、ついでに出雲を平定してきました。(父親は喜んでくれるかな。。)」
景光天皇は震えながら明日詳しく話をしようとヤマトタケルにいい、その日を終える。
↓
景光天皇「ご苦労様。本当にありがとう。褒美として明日から『東方の征伐』を任命します。」
ヤマトタケル「ありがとうございます。(一度も褒めてはくれなかった。親父はよっぽど俺に死んでほしいんだな)」
ヤマトタケルは東方を征伐しにいく。
↓
伊勢神宮に寄った際に叔母に会う。
叔母「じゃあこれ持っていきな。」
ヤマトタケルは【三種の神器:草薙の剣】と火打石を手に入れる。
↓
東方のものとの闘い中に草むらでヤマトタケルは火に囲まれる。
草薙の剣で自分の周りの草を払い、叔母からもらった火打石を使い、火には火をあて、自分の身を守り返り討ちにする。
破竹の勢いで東方を平定していく。
↓
草薙の剣を置いて、小さな山攻めをする。
すると大きなイノシシみたいなものが現れる。
ヤマトタケル「山の神の使いか。この山を平定したら、そのあと殺そう。」
そのイノシシは実は山の神だった。
山の神「おごり高ぶった人間よ。自然の力を思い知るがいい。」
ヤマトタケルは山で色々な災害に会い、足が動かせないほどの瀕死に会ってしまう。
ヤマトタケルの足にできた3重のコブがのちに【三重県の由来】となる。
↓
ヤマトタケルは父親の愛情に恵まれず、いくつかの場所を平定し死んでしまったのであった。
白い大きな鳥(白鳥)となって天へ向かって飛んで行った。
↓
ヤマトタケルの息子が14代仲哀天皇に任命され即位する。
【ヤマトタケルの息子が天皇となる】
⑧ー3新羅征服
【ヤマトタケルの息子が天皇となる】
ヤマトタケルの息子仲哀チュウアイ天皇とその妻神功ジングウ皇后。
↓
仲哀天皇「私にこの大和政権が治められるだろうか。」
すると神功皇后の身体が揺れ始め、何かが乗り移った。
神功皇后「私はアマテラスだ。神功皇后の身体を介して、ご神託を授ける。仲哀天皇よ。お前は朝鮮半島を攻めなさい。新羅シラギを攻めるのです。そうすればより豊かな国を手に入れることができるでしょう。」
乗り移りが解ける。
しかし、仲哀天皇は新羅への戦を怖がり疑った瞬間、ご神託を疑った罰として、その場で死んでしまう。
神功皇后「神の命に背くのは死なのね。私が新羅を征伐します。」
↓
神功皇后はその後新羅を平定し帰ってきた。【新羅征服】
ーーーーー≪中巻終わり≫ーーーーー
↓
その後脈々と天皇の血は受け継がれ、色々な内部の争いもありつつも、
33代推古天皇に至るのである。
(ほとんど最後の方は詳しい記述がない)
ーーーーー≪下巻終わり≫ーーーーー
どうして、こんなに面白い話を私たちが知らないのか。
なぜ我々は古事記のことを知らないのか
「神話」古事記
【古事記】
681年飛鳥時代(40代)天武天皇がこの国の物語を作ろうと命じた。
この国の様々な物語を一つに集約して本にする。
暗記が非常に得意な雑用係の稗田阿礼を呼びつけ多くの物語を暗記させる。
↓
天武天皇、プロジェクトの途中で崩御してしまう。
↓
712年奈良時代(43代)元明天皇が再度プロジェクトの完成を意する。
稗田阿礼を呼び、学者の太安万呂とまとめて古事記ができた。
「歴史書」日本書紀
古事記と作った人は同じ人。
<日本書紀>
681年(40代)天武天皇は何十人も官僚を集めて多くの時間をかけた。
720年(44代)元正天皇 舎人親王などで完成。
大人数で話し合い、時系列で起こったことを順にまとめた。
漢語(中国向け)を使って作った歴史書。
古事記と日本書紀、2つの中身が違う理由。
日本書紀は国外向けの歴史書のため、
「出雲の国をアマテラスに譲るくだり」日本書紀にはない
・・・大和政権以外に大きな国があるということ、または大和政権が新しい国だということは中国には伏せていたかったから。
弱い部分は見せられなかった。
天武天皇の立場からみる。
大和政権を中央集権型にした。天智天皇との闘いとの間で争い、ようやく平定した天皇。弱った国民をまとめるために古事記を作ろうとした。また唐の脅威から守るために日本書紀を作ろうとした。
日本最初の元号「大化」・・この時を支配しているのは大和政権だとしたかった。
国号「倭」(中国からの差別的な言葉)→「日本(縁起の良い名前)」に。
称号「大王」→「天皇(中国語で東方を支配する者の意)」に。
≪この国のアイデンティティを確立したかった≫
中央集権化(国内向け)と朝廷権威強化(国外向け)のための2大ストーリー&ヒストリー
古事記と日本書紀の時代的遍歴
(奈良~室町時代)
日本書紀がメインの書、古事記はサブテキスト的に扱われる。
(江戸)
国学者 本居宣長が古事記を研究する「面白い」→【古事記伝】の作成
(明治)
国家神道 江戸幕府の儒教とは違う形、天皇陛下を中心とした先進諸国のような国造りを目指した。
※ヨーロッパはキリスト教を歴史として教育している。アメリカにはキリスト教を歴史として教え、進化論を教えていない州もある。
国の歴史というのは聖書など宗教から教えることでより強固なものになる。→古事記は教科書に書かれるようになる。
(大戦)
軍国主義 より高め、過激に。古事記を強化し利用し事実として教える言論統制を行った。反するものは不敬罪として罰した。
(戦後)
教科書から古事記と日本書紀は消える。この古事記の内容と軍国主義はあまりにもくっつき過ぎた。日本は神の国とし反するものは許さないという考え方が軍国主義に導いたとし、古事記と日本書紀の内容は排除される。
(現在)
だから我々は、古事記と日本書紀について全く知らない。
古事記についてひも解くのも面白いし研究のし甲斐がある。現代だからできる。
私たちが知らないこと。
出雲政権を知らない
富士山について古事記に載っていない
邪馬台国について古事記に書かれていない。
どこから実存する天皇なのか。
【私たちが失ったアイデンティティを取り戻せるかもしれない】
~個人的感想~
4つの動画からなる超大作のテーマでした。
「古事記」
私も何度か本屋さんで見かけて手に取るところまではしましたが、見慣れない漢字や読みにくい神の名前に心が何度も折れて一度も理解することがありませんでした。
しかし、あっちゃんの概要解説は本当に面白い。
古い文献ということもあり、具体的な部分で色々と違う部分もあるのかもしれないけれど、ざっくりと大筋を楽しく教えてくれる能力は素晴らしい。
まじ、面白かった。古事記。
アマノウズメの踊り、マジ見てみたいw
「いちばんやさしい古事記の本」彩図社
「マンガ 面白いほどよくわかる!古事記」西東社
この記事がよいご参考になりますように。
私が代わりに踊りましょうか?
あ~~一生引き籠りたい!